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【開発】三菱地所・静岡ガス&パワー・プロスペックAZ、埼玉県東松山市でバイオマス発電/街路樹や公園の剪定枝を活用

2021.06.02 事業参画・売買レポート


 2021年5月31日、三菱地所株式会社(以下、「三菱地所」)、静岡ガス&パワー株式会社(以下、「静岡ガス&パワー」)、プロスペックAZ株式会社(以下、「プロスペックAZ」)の3社は共同で、合弁会社「東松山バイオマス発電合同会社」を設立し、街路樹の剪定枝等を活用したバイオマス発電事業を推進することを発表した。

 当該事業は街路樹や公園の樹木などから発生した剪定材を燃料として行うバイオマス発電事業だ。発電所は埼玉県東松山市に建設する。発電容量は1,990kW。年間の発電電力量は約1,500万kWhとなり、一般家庭の使用電力量に換算すると約4,800世帯相当となる。発電所の工事着工は2021年10月、商業運転の開始は2023年3月に予定されている。

 都市部の街路樹は都市景観を魅力的なものにするほか、夏の日射を遮ったり、排気ガスや騒音を和らげるなど道路沿いの環境を良好に保つ役割を果たしている。ヒートアイランド現象の緩和に寄与する一方で、樹木の生育に伴って発生する剪定枝の推定量は関東1都6県だけでも年間約50万トンと言われており、その多くは単純に廃棄処分や焼却処分されている。本件の取り組みはこのような都市内で廃棄されていた剪定材を有効活用し、新たな地域循環型の再生可能エネルギーを生み出すものといえる。

 東松山バイオマス発電合同会社街路樹はへの出資比率は、三菱地所が60%、静岡ガス&パワーが35%、プロスペックAZが5%。3社は今後も、剪定枝を活用したバイオマス発電を全国各地で十数件程度を手掛ける考えだ。

*アイキャッチ 街路樹 出典:静岡ガス&パワー株式会社

【情報ソース】
~都市のゴミをまちのエネルギーに 街路樹の剪定枝を活用した地域循環型創エネ創エネ~ 埼玉県東松山市でバイオマス発電事業に参入(*PDFファイルが開きます、508KB)、20201年5月31日、三菱地所株式会社(*静岡ガス&パワー株式会社、プロスペックAZ株式会社との共同リリース)

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