【開発】西松建設、山口県山陽小野田市で木質バイオマス発電事業

2022.06.22 事業参画・売買レポート


 2022年6月21日、西松建設株式会社(以下、「西松建設」)は山口県山陽小野田市で木質バイオマス発電事業を行う事業会社を設立したことを発表した。

 事業会社は山陽小野田グリーンエナジー株式会社(資本金5千万円)。西松建設が100%出資し設立したが、今後複数社の出資が予定されている。

 計画されている事業は山口県山陽小野田市の小野田・楠企業団地内において、1,990kW級の木質バイオマス発電所を建設し、その後の運営を行うものだ。山口県内の素材生産者によって集材される間伐材や林地残材等の未利用材を活用した木質チップを主な発電燃料として使用する。発電燃料の木質チップは燦キャピタルマネジメント株式会社の関連会社山陽小野田バイオマス燃料供給株式会社を通じて調達する計画となっている。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、20年間に亘り、中国電力株式会社に売電する。

 2023年6月に発電所の建設工事に着工し、営業運転の開始は2024年夏頃となる予定だ。建設に先立ち、小野田・楠企業団地の事業主体である山口県及び山陽小野田市土地開発公社と土地の売買契約を締結し、山口県と山陽小野田市からの助成を受ける予定となっている。

*アイキャッチ 出典:西松建設株式会社

【情報ソース】
木質バイオマス発電事業に進出~山陽小野田市でバイオマス発電事業の事業化および事業運営子会社を設立~、2022年06月21日、西松建設株式会社

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