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【出資】東京電力リニューアブルパワー、インドネシアの再エネ企業に資本参加

2022.02.19 トピック


 2022年2月16日、東京電力リニューアブルパワー株式会社(以下、「東京電力リニューアブルパワー」)はインドネシア共和国(以下、「インドネシア」)で再生可能エネルギー発電事業を行うKencana Energi Lestari社(以下、「KEL社」)の発行済株式25%を取得し、関連会社化したことを発表した。

 東京電力リニューアブルパワーの資本参加後のKEL社の出資比率は、東京電力リニューアブルパワーが25.0%、Paramata Indah Lestariが30.3%、その他株主が44.7%となる。

 KEL社は再生可能エネルギー電源開発を行う企業で、インドネシア証券取引所に上場している。水力を中心とする再生可能エネルギー事業を進めており、現時点で3社の水力発電事業会社を保有している。新しい水力発電所の開発予定も3つあり、短期的には水力新規案件で計20万kW、中長期的には再生可能エネルギー全般の新規案件で計50万KWの開発を計画している。

◯KEL社の進める水力発電事業

発電所名発電容量運転状況
Pakkat1.8万kW稼働中
Air Putih2.1万kW稼働中
Madong1万kW建設中
Pakkat23.5万kW新規開発予定
Salu Uro9万kW新規開発予定
Kalaena7.5万kW新規開発予定
 

 東京電力リニューアブルパワーは今後、日本国内の水力発電事業で培ってきたO&M技術をKEL社の水力発電所の運営に導入し、バリューアップを図る方針だ。加えて、インドネシアにおける再生可能エネルギー事業の新規開発や建設、運営等への参画についても検討を進める考え。

*アイキャッチ Photo by Marc St on Unsplash 

【情報ソース】
インドネシア Kencana Energi Lestari(クンチャナエナジーレスタリ)社への出資参画について~海外再生可能エネルギー発電事業者への出資第1号案件~、2022年2月16日、東京電力リニューアブルパワー株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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