2024.04.25
【出資】東京電力リニューアブルパワー、インドネシアの再エネ企業に資本参加
2022.02.19 トピック
2022年2月16日、東京電力リニューアブルパワー株式会社(以下、「東京電力リニューアブルパワー」)はインドネシア共和国(以下、「インドネシア」)で再生可能エネルギー発電事業を行うKencana Energi Lestari社(以下、「KEL社」)の発行済株式25%を取得し、関連会社化したことを発表した。
東京電力リニューアブルパワーの資本参加後のKEL社の出資比率は、東京電力リニューアブルパワーが25.0%、Paramata Indah Lestariが30.3%、その他株主が44.7%となる。
KEL社は再生可能エネルギー電源開発を行う企業で、インドネシア証券取引所に上場している。水力を中心とする再生可能エネルギー事業を進めており、現時点で3社の水力発電事業会社を保有している。新しい水力発電所の開発予定も3つあり、短期的には水力新規案件で計20万kW、中長期的には再生可能エネルギー全般の新規案件で計50万KWの開発を計画している。
◯KEL社の進める水力発電事業
発電所名 発電容量 運転状況
Pakkat 1.8万kW 稼働中
Air Putih 2.1万kW 稼働中
Madong 1万kW 建設中
Pakkat2 3.5万kW 新規開発予定
Salu Uro 9万kW 新規開発予定
Kalaena 7.5万kW 新規開発予定
東京電力リニューアブルパワーは今後、日本国内の水力発電事業で培ってきたO&M技術をKEL社の水力発電所の運営に導入し、バリューアップを図る方針だ。加えて、インドネシアにおける再生可能エネルギー事業の新規開発や建設、運営等への参画についても検討を進める考え。
*アイキャッチ Photo by Marc St on Unsplash
【情報ソース】
・インドネシア Kencana Energi Lestari(クンチャナエナジーレスタリ)社への出資参画について~海外再生可能エネルギー発電事業者への出資第1号案件~、2022年2月16日、東京電力リニューアブルパワー株式会社
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