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【テクノロジー】東邦ガス・Fracta、AIによるガス管劣化予測アルゴリズムの実証実験が完了/2021年度以降のガス管の保安対策に活用

2021.02.27 トピック


 2021年2月10日、東邦ガス株式会社(以下、「東邦ガス」)とFtactaは2019年8月から実施してきたガス管劣化予測アルゴリズムに係る実証実験を完了したことを発表した。

(劣化予測の可視化イメージ 出典:東邦ガス株式会社)

 当該実証実験はガス管の劣化度合を予測するアルゴリズムの構築に向けて行われたものであり、東邦ガス管内(愛知、岐阜、三重の3県)において、1,000以上の環境変数(地震・人口密度・交通量等)を用いた配管劣化予測AIアルゴリズムをガス管へ適用し行われた。東邦ガスが蓄積してきたガス管路や検査結果のデータとFractaの有するAI/機械学習の最先端技術や環境データベースを活用して、2019年8月より実施していたがこのほど完了した。

  実証実験を通じて、ガス管の劣化度合を予測・可視化するアルゴリズムの構築が完了した。経年管入れ替え時の投資対効果については、当該アルゴリズムを活用して行う手法は埋設年の古い管から順に更新する手法と比較すると、ガス管の材質等の条件によっては2倍程度良くなることも確認されている。

 東邦ガスは当該アルゴリズムを2021年度以降の保安対策に活用する方針だ。加えて、Fractaとともにガス管の劣化を予測する新技術として国内ガス事業者への展開を進める考え。

*アイキャッチ 東邦ガス株式会社

【情報ソース】
AIを用いたガス管劣化予測アルゴリズムの実証実験の完了、2021年2月10日、東邦ガス株式会社(*Fractaとの共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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