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【テクノロジー】丸紅とFRACTA、英国でAIによる水道管劣化予測ソフトウェアの実証実験/欧州先進国への展開を視野に

2019.05.19 トピック


 2019年05月17日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)とFRACTAは英国の上下水道サービス事業者であるNorthumbrian Water Group(以下、「NWG社」)と共に、英国で水道管劣化予測のソフトウェア開発に係る実証実験を行うことを発表した。

 丸紅とFRACTAは欧州における上水道管網の劣化を予測するソフトウェアや関連するサービスの販売を目的として、2019年01月にパートナーシップ契約を締結している。FRACTAの開発したソフトウェア・サービスは水道管の過去の破損データや配管素材・使用年数、土壌・気候・人工等の地理的データを組み合わせ、相関分析のアルゴリズムによって水道管の破損確率や交換順序を導き出すものだ。水道管老朽化の課題を抱える自治体や水道事業者を中心に、効率的な水道管の更新や保守・管理に対するニーズは高い。

 今回の実証実験はそのパートナーシップの第一弾として行うものになる。NWG社が保有する総延長約26,000kmの上水管網と過去の上水管破損のデータを使用することに加えて、各種データの収集・分析を行い、2019年中の英国向けソフトウェア開発を目指す。丸紅とFRACTAは今回の実証実験を皮切りに、同様の水道管劣化の課題で悩む欧州の先進国に対してもサービス提供を展開したい考えだ。

 FRACTAは米国カリフォルニア州に本社を置くソフトウェアベンチャー企業。AI(人工知能)/機械学習分野に強みを持ち、各種インフラの効率的な管理や更新を実現するソフトウェアサービスの開発・提供を行っている。水道分野では既に米国18州において40超の水道事業者へ水道管の更新投資を最適化するソフトウェア・サービスを提供している。2018年05月には栗田工業株式会社との間で37百万米ドル規模の資本業務提携を締結している。

*アイキャッチ 出典:丸紅株式会社

【情報ソース】
AIによる水道管劣化予測ソフトウェアの英国における開発・事業展開について(*PDFファイルが開きます、216KB)、2019年05月17日、丸紅株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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