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【マネジメント】横河電機、インド・ジャイプールで上下水道情報中央管理システム(WIMS)を受注/水資源活用の最適化・省エネ対策でスマートシティを目指す

2018.08.03 トピック


 2018年07月27日、横河電機株式会社(以下、「横河電機」)は同社の子会社であるヨコガワ・インディア(本社:インド、バンガロール)がラージャスターン州の州都ジャイプールに設置する上下水道情報中央管理システム(WIMS)を受注したことを発表した。

 当該システムの実装は、州全体の上水道網と産業・公共用廃水処理施設の両方を監視する集中システムを確立し、資源活用の最適化とサービスの改善を図ることを目的として行われる事業だ。ラージャスターン州政府の所有するIT会社「RajCOMPP Info Service Ltd.(ラジコンプ・インフォ・サービス、以下「RISL社」)」から受注した。2018年11月までにシステム設置、コミッショニング(調整)を完了させ、その後5年間に亘りオンサイトでの24時間体制の施設管理サービスを行う計画だ。

 ラージャスターン州はインドで最大の州であり、上水道システムの現在の供給量は日量37万tに上るが、これまで上水道に関する情報収集はほとんどが手作業、或いは分散したSCADAシステム(*)によって行われており集中管理できていない状況だ。そのため、不正確な記録データや測定頻度のバラつきなどが課題となっており、同時に、中央での意思決定も適切なタイミングで行うことが難しい状況となっていた。 このような課題に対して、配水管理と省エネルギー対策を施し、さらに上下水の予測分析を実現できるようフィールドデータの統合を行う。

(*)プレス記事より引用
SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition):監視、制御を行うシステムの1種

 具体的には、横河電機のSCADAソフトウェアである「FAST/TOOL™」のオープンで拡張性の高いアーキテクチャを活用して、100ヵ所に分散している既存のSCADAシステムを単一のネットワークに統合する。そして、ジャイプールの州立データセンターにWater Informaiton Hub(中央指令センターとデータストレージ設備)を構築し水量とエネルギー消費に関するデータを各SCADAシステムから定期的に収集できるようにする方針。新しいシステム実装後はダッシュボードを通じて上下水道インフラの状態と配水状況が確認できるようにもする。
 並行して、水道網の配水管理と分析のためのソフトウェアの実装、現場作業員のためのモバイルアプリケーションの開発も行う。作業員のオペレーションにもバラツキがでないようシステム面から支える形だ。

 インド政府はスマートシティ構想の一環として、99都市で持続可能な都市開発モデルを推進している。今回の上下水道管理システムの実装もその一つであり、水やエネルギーの大幅な節約効果に期待が寄せられている。

*アイキャッチ Photo by Bhushan Sadani on Unsplash

【情報ソース】
インド・ラージャスターン州の上下水道情報中央管理システムを受注、2018年07月27日、横河電機株式会社

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