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【テクノロジー】安藤ハザマ・イクシス、複数台のロボットによるひび割れ検査システムを開発

2020.12.09 トピック


 2020年12月7日、株式会社安藤・間(以下、「安藤ハザマ」)と株式会社イクシスは開発を進めてきた自律走行式ひび割れ検査ロボットにモニタリングシステムを実装し、複数台のロボットによるひび割れ検査システムを確立させたことを発表した。

(実現場での検証状況 出典:株式会社安藤・間)

 自律走行式ひび割れ検査ロボットは大空間構造物の床面におけるひび割れ検査を想定した検査ロボットだ。軽量な走行台車型であり、自律走行や床の自動撮影ができることに加えて、検査後にAIによるひび割れ検出や記録書類の作成までを自動で行うことができる。従来の近接目視による検査手法と比較して約40%の時間短縮が可能になる。

 今回実装されたシステムはタブレット端末を使用して、当該ロボットの検査状況をリアルタイムで一元管理できるシステムだ。Wi-Fiで接続されており、離れた場所から複数台のロボットをモニタリングすることができる。タブレット端末1台でできるロボットの管理台数は最大24台まで。

 タブレット画面でロボットの走行位置や検査完了予定時間などが表示されており、安全管理や効率的な自動検査ができる。個別のひび割れ検出状況の確認もできるため、現地で目視確認に切り替えるなど対象に応じた柔軟な対応をとることも可能だ。

(モニタリングシステムの概要図 出典:株式会社安藤・間)

(タブレットの画面表示 出典:株式会社安藤・間)

 大規模な工場の施工現場で行われた検証試験では、検査時間の大幅な短縮や時間あたりの検査量の増加が確認されている。当該検証を踏まえ、今後は安藤ハザマの様々な建設現場において運用を行い、外販やリースを視野に入れた展開を行う考えだ。

*アイキャッチ 出典:株式会社安藤・間

【情報ソース】
自律走行式ひび割れ検査ロボットにモニタリングシステムを実装ー複数台のロボットを同時に管理し検査業務のさらなる効率化を実現ー、2020年12月7日、株式会社安藤・間

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