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【戦略】ANAグループ、那覇空港を拠点に旅客便を活用した貨物輸送ネットワークを構築/沖縄国際物流ハブの新モデル

2021.01.30 トピック


 2021年1月29日、ANAグループは沖縄県とともに沖縄国際物流ハブの新たなモデルを構築することを発表した。

(沖縄国際物流ハブ 新モデルの航空ネットワークイメージ 出典:ANAホールディングス)

 ANAグループは2009年10月より沖縄県とともに共同事業として沖縄国際物流ハブの構築を進めてきた。沖縄国際物流ハブの航空ネットワークは主にANAの貨物専用機が輸送を担い、那覇空港からの食料品・飲料関係の輸出額は2008年には15,472千円だったが、2018年には1,524,042千円まで輸出量が増加した。最近では沖縄や全国の農水産品や工業製品の輸出増加に加えて、eコマース商品の物流ニーズが急速拡大している。

 しかし、2020年度より新型コロナウィルスの感染拡大に伴って貨物便全便が運休となり、2021年度以降についても運休継続が決定した。貨物便の全便運休を受け、これまでの「ANAの貨物専用機を中心とした輸送モデル」から「那覇空港に就航する航空会社の旅客便貨物スペースを活用し輸送する新たなモデル」へ移行し、多仕向地・多頻度化・商品の小口化へ対応することで、沖縄国際物流ハブを今後も継続して発展することが可能なモデルへ進化させる。

 新しい取組みは那覇空港に就航する航空各社の旅客便やANAグループのPeach運航便の貨物スペースを活用して国内地方都市と相互に貨物輸送を行うというものだ。ANAは航空各社と貨物スペース利用契約を締結し各社スペースを活用する。海外向けの貨物輸送については、運航国際線が運休している間はANAの国内線を活用して首都圏(羽田・成田)まで運び、首都圏を発着する国際線を通じて欧州や北米など海外に貨物輸送を行う方針。

 沖縄発の貨物は農水産品が多く保冷の必要が多いため、沖縄発輸出貨物を国内線を活用して首都圏からの出発便に搭載するルートは国内線・国際線において優先的な搭載や保冷輸送の強化も行う。保冷輸送は保冷コンテナやサーマルブランケットを活用した輸送や経由地での確実な保冷蔵置可能とする商品を打ち出す計画で、提携する他航空会社とも協力し保冷品質を高めた輸送を実現させる考えだ。

(保冷コンテナ及びサーマルブランケット 出典:ANAホールディングス)

*アイキャッチ 出典:ANAホールディングス株式会社

【情報ソース】
沖縄国際物流ハブの新たなモデルについて~那覇空港に就航する旅客便を活用した航空ネットワークの構築~~沖縄を海外と日本地方都市を結ぶ物流網の結節点に~、2021年1月29日、ANAホールディングス株式会社

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