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【コンセッション】国交省、広島空港の運営委託に向けマーケットサウンディング開始/意見募集は11月30日まで

2017.10.13 コンセッション


 2017年10月13日、国土交通省航空局(以下、「国交省」)は国管理空港である広島空港のコンセッション方式の導入に向けた民間投資意向調査(マーケットサウンディング)を実施することを発表し、現時点における国の基本スキーム案や今後のスケジュールを公表した。

広島空港

 国交省は広島空港の運営委託について、コンセッション方式での民営化を計画している。それに向けて民間投資意向調査(マーケットサウンディング)を実施することで、幅広く民間事業者の意見を集め、具体的な制度設計につなげたい考えだ。

 基本スキーム案によれば、事業期間は30年間、不可抗力等による延長を含めると最長で35年間としている。運営権者は滑走路等とターミナルビル等の一体的な運営が求められている。

 マーケットサウンディング関する手続きとして、まずはID申請フォームをメールで送付し、関心表明書などを提出することが求められている(*手続きの詳細は国土交通省のウェブサイトまで)。
 提出後は回答フォームや広島空港インフォメーション・パッケージ(IP)などの資料にアクセスが可能となる。回答は所定の書式で11月30日(木)午後3時まで。

 広島空港は平成5年に長さ2,500メートルの滑走路を持つ、国管理空港として供用開始された。その後、平成13年に3,000メートルに滑走路は延長され、現在の姿となっている。

 現在主要路線として、国内線が1日25往復、国際線は中国・台湾・韓国との間で週に39往復乗り入れている。
 平成28年度の実績値によると、旅客数は国内線257万人、国際線28万人。貨物取扱量は国内線18,177トン、国際線289トン。

〇基本スキーム案
・事業期間:30 年間(不可抗力等による延長含め最長35年間

・事業方式:国は、公募により運営権者を選定
         運営権者は、滑走路等の運営とターミナルビル等の運営を一体的に実施
         国は、公共施設等運営権を設定

〇今後のスケジュール(予定)
 

・平成 29 年 11 月 30 日意見募集期限
・平成 30 年 10月頃 実施方針の策定・公表
・平成 31年 2 月頃募集要項の策定・公表
・平成 32年 5 月頃優先交渉権者の選定
・平成 33 年 4 月頃空港運営事業開始

〇提出期限
・関心表明書・誓約書 : 平成29年11月10日(金)15:00まで(原本必着)
・回答フォーム    : 平成29年11月30日(木)15:00まで
・破棄報告書     : 平成29年12月15日(金)15:00まで(原本必着)

*アイキャッチ 出典:国土交通省大阪航空局

【情報ソース】
広島空港特定運営事業等の実施に係るマーケットサウンディングのご案内、2017年10月13日、国土交通省航空局航空ネットワーク企画課
広島空港の運営委託に係るマーケットサウンディングの開始~中四国地方の拠点空港としてのさらなる活性化に向けて~、2017年10月13日、国土交通省航空局航空ネットワーク企画課
 

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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