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【運用】地方公務員共済組合連合会、国内インフラを投資対象に選定/三菱商事アセットマネジメントの運用プロダクト

2018.06.01 インフラファンド動向


 2018年05月18日、地方公務員共済組合連合会(以下、「地共連」)はオルタナティブ資産の新規運用プロダクトについて、三菱商事アセットマネジメント株式会社の国内インフラと投資対象とするプロダクトを選定したことを発表した。国内インフラへの投資はオルタナティブ投資に係るマネジャー・エントリー制を始めてから初となる。

 マネジャー・エントリー制は資産運用機関から運用プロダクトについての随時エントリーを受付ける制度である。エントリーされた運用プロダクトに対して、地共連が随時評価、選定を行う。オルタナティブ投資に係るマネジャー・エントリー制は2016年06月30日から実施されている。

 オルタナティブ資産への投資は積立金の長期間での運用や分散投資を目的としたものだ。投資対象は不動産、インフラストラクチャー、プライベート・エクイティ(PE)。これまでは国内外の不動産や海外のインフラへの投資が多かったが、今回オルタナティブ投資に係るマネジャー・エントリー制を始めてから初めて国内インフラを投資対象資産とする運用プロダクトが選定された形だ。

 平成28年度(2016年度)の地共連の運用資産残高は10兆4,613億円、そのうちオルタナティブ資産が積立金全体に占める割合は0.3%(上限5%)となっている。

〇地方公務員共済組合連合会の運用プロダクト(オルタナティブ資産)

 

選定日運用受託機関名投資対象資産
2016年03月01日株式会社りそな銀行国内不動産
2016年06月10日野村アセットマネジメント株式会社国内不動産
2016年07月08日UBSアセット・マネジメント株式会社海外不動産
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社海外インフラストラクチャー
2016年08月17日三菱UFJ信託銀行株式会社海外インフラストラクチャー
2016年09月16日株式会社大和ファンド・コンサルティング国内不動産
2017年05月26日三菱UFJ信託銀行国内プライベート・エクイティ
2017年07月24日インベスコ・アセット・マネジメント株式会社海外不動産
東京会場アセットマネジメント株式会社海外インフラ
2017年08月10日みずほグローバルオルタナティブインベストメンツ株式会社海外インフラ
2017年09月29日三井住友信託銀行国内プライベート・エクイティ
2018年05月18日三菱商事アセットマネジメント株式会社国内インフラ

*アイキャッチ Photo by G. Crescoli on Unsplash

【情報ソース】
運用プロダクト(オルタナティブ資産)の選定結果について(*PDFファイルが開きます、62KB)、2018年05月18日、地方公務員共済組合連合会

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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