【稼働】中部電力、独ゲーレッツリート地熱事業で一部営業運転を開始

2025.12.10 事業参画・売買レポート


 2025年12月5日、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)はEavor Technologies Inc.(以下、「エバー社」)などと共同出資しているドイツ・バイエルン州の次世代型地熱発電・地域熱供給プロジェクト「ゲーレッツリート地熱事業」について、一部営業運転を開始したことを発表した。

 当該事業はEavor社独自のクローズドループ地熱利用技術(Eavor-Loop)を活用して行われる熱電併給事業だ。ミュンヘンの南約30kmにプロジェクトサイトがある。地下深さ約4,500~5,000mに4本のループを掘削・設置し、内部に水を循環させて地下熱を効率的に取り出し、地上ではバイナリー発電や地域熱供給(パイプライン)を行う。2023年7月10日から行われていた1本目のループの掘削が完成し、一部営業運転の開始となっている。2026年8月には全4本のループが完成し全面運転開始となる予定だ。

 発電出力は約8,200kW、熱供給出力は約64,000kWで、年間発電電力量は最大約7,700万kWh(一般家庭約1.8万世帯相当)、年間熱供給量は最大約5,600万kWh(一般家庭約20万世帯相当)が見込まれている。

 事業会社はEavor Erdwärme Geretsried GmbH。中部電力の事業会社への出資比率は約40%。

*アイキャッチ UnsplashDaniel Seßlerが撮影した写真

【情報ソース】
ドイツ・ゲーレッツリート地熱事業の一部営業運転開始、2025年12月05日、中部電力株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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