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【グリーン水素】双日、欧州のグリーン水素サプライチェーン構築に向け共同調査

2022.10.10 トピック


 2022年10月3日、双日株式会社(以下、「双日」)はフランスの石油製品関連基地会社のRubis Terminal Infra SAS(以下、「ルビスターミナル」)およびスペインのインフラ投資関連会社Reganosa Asset Investment(以下、「レガノサ」)と、欧州におけるグリーン水素のサプライチェーン構築事業に係る共同調査についてMOUを締結したことを発表した。

 レガノサはスペイン北西部のガリシア州でグリーン水素製造事業を推進しており、第1フェーズとして2025年にグリーン水素を生産開始し同州周辺においてグリーン水素を供給する計画をたてている。3社は第2フェーズとして水素・アンモニアの需要増が想定される北西ヨーロッパの主要港へグリーン水素を輸出することについて検討する。第1フェーズを踏まえた事業の拡張可能性や最適な運搬方法などについて調査・検証を行う予定だ。

 ガリシア州は北西ヨーロッパの主要港(アムステルダムやロッテルダム、アントワープなど)へのアクセスにおいて地理的優位性があり、グリーン水素製造・輸出拠点の最適地の一つとして期待されている。双日とレガノサが運営するムガルドスLNG受入基地も同州にある。

 ルビスターミナルは欧州における石油製品や液体燃料、化学品、農作物の貯蔵事業を行っている仏企業で、フランス、スペイン、ベルギー、オランダで15基の貯湯タンクを保有している。

*アイキャッチ UnsplashJohan Mouchetが撮影した写真

【情報ソース】
双日、欧州でのグリーン水素サプライチェーン構築に向けた覚書を締結、2022年10月3日、双日株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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