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【グリーン水素】伊藤忠商事、豪州Dalrymple Bay Terminalでグリーン水素生産拠点化に向けた事業化調査

2021.08.21 トピック


 2021年8月18日、伊藤忠商事株式会社(以下、「伊藤忠商事」)はDalrymple Bay Infrastructure Limited(以下、「DBI社」)(*1)、North Queensland Bulk Ports Corporation Limited(以下、「NQBP社」)、Brookfield Asset Management Inc.(以下、「Brookfield社」)(*2)に伊藤忠商事を含めた4社間で、豪州におけるグリーン水素製造及び貯蔵、豪州からのグリーン水素の輸出を含めたサプライチェーン構築に関する事業化調査を共同実施することに合意したことを発表した。

(Dalrymple Bay Terminalの様子 出典:伊藤忠商事株式会社)

 当該協業覚書締結に基づいて、豪クイーンズランド州政府が所有しDBI社が運営するDalrymple Bay Terminal(以下、「DBT」)において、遊休地を活用したグリーン水素の製造や貯蔵、DBTの既存輸出設備を活用したグリーン水素の輸出を含めたサプライチェーン構築について共同検討する。

 DBTは豪クイーンズランド州政府が指定する再生可能エネルギーの開発地帯であるRenewable Energy Zoneの中心に位置している。加えて、DBTが含まれているHay Pointエリアは州政府から持続可能な開発に適切な港湾にも指定されている。このことからDBTは既存輸出設備の改修や拡大によって水素の輸出体制を整備しやすく、グリーン水素サプライチェーンを構築するには最適なロケーションの一つと見込まれており、有望なグリーン水素生産拠点として期待が集まっている。

 事業化調査は2021年中に第1段階の調査を開始させる予定で、以後は商業生産に向けて段階的に調査を進める方針だ。

(*1)協業覚書締結者はDBI社の100%子会社であるDBHex Management Pty Ltd.
(*2)協業覚書締結者はBrookfield社傘下のBrookfield Infrastructure Group (Australia) Pty Ltd.

*アイキャッチ 出典:伊藤忠商事株式会社

【情報ソース】
豪州におけるグリーン水素製造およびサプライチェーン構築に関する事業化調査の協業覚書締結について、2021年8月18日、伊藤忠商事株式会社

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