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【戦略】レノバ・東京ガス、資本業務提携を締結 再エネ分野での協業拡大へ

2024.04.07 トピック


 2024年4月1日、株式会社レノバ(以下、「レノバ」)と東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)は両社間における資本業務提携の締結とレノバが東京ガスに対して実行する第三者割当増資を発表した。

 レノバは東京ガスに対して、普通株式11,877,600株(第三者割当増資後の持株比率で13.04%)を割り当てる。これにより東京ガスは議決権割合を有する第二順位の株主になる。

 発行価額は1株あたり1,500円で、総額約178億円を調達する形だ。調達した資金は再生可能エネルギー電源の開発・投資費用に使用されるほか、蓄電池事業を含む脱炭素事業に充当される。

 業務提携では主に以下の取り組みについて実施の検討が進められる。

①陸上風力発電事業の共同開発
・レノバが開発中の国内陸上風力事業への東京ガスの出資参画および共同開発
②電力販売契約(PPA)の新規締結および規模拡大
・東京ガスが出資参画および共同開発する陸上風力事業における電力販売契約(PPA)の締結
・苓北・天草陸上風力事業(54.6MW)における電力販売契約(PPA)の締結
・レノバが運営する太陽光発電事業における東京ガスとの電力販売契約(PPA)で、新たに100MW(DCベース)追加することについて協議
③国内バイオマス発電事業における協業
・バイオマス発電所運営におけるオペレーションや火災などの災害対策に関する知見共有と情報交換の実施

・両社での燃料融通や共同での燃料のスポット調達が円滑にできる枠組みの構築
④国内系統用蓄電池事業における協業
・レノバが開発する約10万kWの系統用蓄電池事業における充放電能力の利活用に関する協議

*アイキャッチ UnsplashRaychel Sannerが撮影した写真

【情報ソース】
東京ガス株式会社との資本業務提携契約の締結、第三者割当による新株式の発行及び主要株主の異動に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、310KB)、2024年4月1日、株式会社レノバ

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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