【売買】東京ガス、メキシコの再エネ事業会社の全持分をエンジーに売却

2024.02.11 事業参画・売買レポート


 2024年2月7日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)は同社100%出資子会社の東京ガスアメリカ社がメキシコの再生可能エネルギー事業に参画しているエオリオス・エンテーヘー社(Heolios EnTG S.A.P.I. de C.V.)の保有株式等全持分を、共同株主のエンジー社グループに売却したことを発表した。

 エオリオス・エンテーヘー社は2つの陸上風力発電と4つの太陽光発電で構成された再生可能エネルギー発電プロジェクト(発電出力の合計は899MW)の開発・運営会社だ。6つのプロジェクトは全てメキシコ電力オークションにおいて落札した15年間の長期売電契約を持っている。

発電所名称電源所在地(州)送電端出力
(万kWe)
最大出力
(万kWp)
商業運転開始予定
1Tres Mesas 3
(トレスメサス3)
風力タマウリパス4.955.182019年02月
2Trompezon
(トロンペソン)
太陽光アグアスカリエンテス12.6015.862019年07月
3Villa Ahumada
(ビジャアウマダ)
太陽光チワワ15.0019.982019年07月
4Tres Mesas 4
(トレスメサス4)
風力タマウリパス9.5710.082020年03月
5Abril
(アブリル)
太陽光ソノラ9.9013.422020年07月
6Calpulalpan
(カルプラルパン)
太陽光トラスカラ20.0025.352020年07月
合計発電出力72.0289.87  -

 メキシコでの再生可能エネルギーの開発・運営を行う事業プラットフォームとしてエンジ―社が共同開発運営会社を設立しており、2019年4月に東京ガスが当該共同会社の株式50%を取得した。取得後に会社名称が「エオリオス・エンテーヘー社」へと改称されている。

*アイキャッチ UnsplashDaniel Lozano Valdésが撮影した写真

【情報ソース】
メキシコにおける再生可能エネルギー開発・運営会社エオリオス・エンテーヘー社の持分売却について、2024年2月7日、東京ガス株式会社(*東京ガスアメリカ社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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