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【融資】みなと銀行など、豊岡市初のメタン発酵バイオガス発電事業にグリーンローン

2024.03.30 インフラ融資


 2024年3月28日、株式会社みなと銀行(以下、「みなと銀行」)は株式会社アステック(以下、「アステック」)に対して、シンジケーション方式によるグリーンローン契約を締結したことを発表した。

 融資総額は40億7千万円。うち、グリーンローン対象は37億円になる。アレンジャーはみなと銀行、協調融資に参加した金融機関は株式会社日本政策金融公庫、株式会社山陰合同銀行、株式会社伊予銀行、株式会社トマト銀行、株式会社但馬銀行、兵庫県信用農業協同組合連合会、株式会社広島銀行。グリーンローンとして適合性については株式会社格付投資情報センターからセカンドオピニオンが取得されている。

 当該ローンによる調達資金はアステックによるメタン発酵バイオガス発電事業に係る設備(発電設備を除くメタン発酵槽、造成・敷地外配管、水処理設備、建物、土木工事等)の新規投資に充当される。発電設備はリースとされることから、資金使途に含まれない形だ。

 アステックが行う事業はこれまで焼却処分されてきた食品残滓等の産業廃棄物を、食品系工場や産廃業者から処分費をもらって調達し、発行させることで発生したメタン発酵ガスを活用して発電事業を行うものだ。総事業費は約40億円。

 メタン発酵処理設備の処理能力は日量131.5t、メタン発酵処理で発生した消化液はアステック独自の技術を用いた排水処理設備で浄化し下水に放流、個体処理は肥料会社に委託される。バイオガス発電設備の出力は1,250kW。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、2027年から20年間にわたって関西電力株式会社に売電される。

*アイキャッチ UnsplashConscious Designが撮影した写真

【情報ソース】
豊岡市初の「メタン発酵バイオガス発電事業」に対する「グリーンローン」の取り組みについてー株式会社アステックとシンジケートローン契約を締結しましたー、2024年3月28日、株式会社りそなホールディングス

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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