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【融資】青森銀行など、青森県三戸郡のバイオマス発電事業に総額19.5億円の協調融資

2022.09.03 インフラ融資


 2022年8月31日、株式会社青森銀行(以下、「青森銀行」)は曽我バイオマス発電株式会社が実施する木質バイオマス発電事業に対して、総額19.5億円のシンジケートローンを組成し、第1回目の融資を実行したことを発表した。

 当該融資は青森銀行がアレンジャー兼エージェントを務め、総額19.5億円(限度貸付(実行可能期間付タームローン))を融資を行うものだ。コミットメント期間は2022年8月26日から2024年12月27日、満期日は2043年12月30日。シンジケートローンには青い森信用金庫、株式会社岩手銀行、株式会社七十七銀行、株式会社商工組合中央金庫、株式会社みちのく銀行が参加している。

(当該事業のスキーム 出典:株式会社青森銀行)

 当該事業は青森県三戸郡南部町に木質バイオマス発電所を建設・操業するものだ。林地に放置されている未利用材や一般木材、建設由来木質廃棄物、剪定枝等を燃料に発電する。出力は1,990kW。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、20年間に亘って売電する。

 曽我バイオマス発電株式会社の株主は株式会社曽我産業。同社はこれまで複数のバイオマス発電所に木質チップを供給してきた経緯があり、チップ加工が困難な枝葉や根等についてもチップ化を可能にする技術・ノウハウを保有している。当該事業においてもグループ会社が燃料となる木質資源を調達し、燃料の輸送やチップ加工・供給を行う。

*アイキャッチ 出典:株式会社青森銀行

【情報ソース】
曽我バイオマス発電株式会社様に対するシンジケートローンの組成について~地域の未利用資源を活用した木質バイオマス発電所の建設~、2022年8月31日、株式会社青森銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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