【戦略】住友重機械工業、洋上風力事業推進プロジェクトを設立

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　2024年3月5日、住友重機械工業株式会社（以下、「住友重機械工業」）は洋上風力発電における基礎構造物や関連船舶事業の強化を目的とした新部門「洋上風力事業推進プロジェクト」を設立したことを発表した。

　住友重機械工業の子会社である住友重機械プロセス機器株式会社（以下、「住友重機械プロセス機器」）と住友重機械マリンエンジニアリング株式会社（以下、「住友重機械マリンエンジニアリング」）が着床式/浮体式のいずれの基礎構造物にも転用可能な技術を多く保有していることから、2社が協業する形で事業化に向けた技術の統括を行う。

　住友重機械プロセス機器は基礎構造物に使用される極厚鋼板の加工能力増強のために、大型ベンディングローラーの導入（2025年5月に稼働開始予定）を決定する等、すでに基礎構造物製造に向けた準備を進めている。住友重機械マリンエンジニアリングにおいても船舶建造を通じて蓄積した大型構造物の建造・量産技術を基礎構造物の製造に活かすため、設備増強を含めた生産体制の整備を進めている。

　当該部門は洋上風力発電における基礎構造物の事業化に係る営業、設計、製造に関する活動を統括することに加えて、洋上風力関連船舶、各種作業船に係る営業窓口機能も担う。今後、当該部門を中心に活動を拡大させていく方針だ。

*アイキャッチ　UnsplashのJesse De Meulenaereが撮影した写真

【情報ソース】
・洋上風力事業推進プロジェクトの設立、2024年03月05日、住友重機械工業株式会社

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