【戦略】商船三井、ノルウェーの浮体式洋上風力専門企業に出資参画

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　2023年10月5日、株式会社商船三井（以下、「商船三井」）は浮体式洋上風力発電技術および浮体式洋上風力プロジェクトを開発するOdfjell Oceanwind AS社に出資することを決定し、同社と株式割当契約を締結したことを発表した。

　Odfjell Oceanwind AS社はノルウェーの浮体式洋上風力専門企業で、北海を中心としたオフショア石油・ガス事業で培った経験を活かし、浮体式洋上風力発電技術の開発を行っている。同社が開発を進めている浮体設計技術は〈Deepsea™〉というもので、過酷な海象条件エリアを含む様々な海域で15MW以上の風車が設置可能な設計となっている。DNV（*）の認証を受けている数少ない浮体技術の一つだ。

　Odfjell Oceanwind AS社はノルウェー国内でのオフショア石油・ガス関連施設の電化案件や大型浮体式洋上風力案件などへ取り組む予定で、2035年までに合計50GW以上のプロジェクトに採用されることを見込んでいる。既に取り組んでいるプロジェクトにおいてはSource Galileo、関西電力株式会社、Ingka Investmentとの協業も進めている。

　商船三井は船会社としての知見を最大限活かし、浮体式洋上風力案件のサプライチェーン事業や周辺事業へのサポートを行う方針だ。Odfjell Oceanwind AS社とともに、ノルウェーでの洋上風力発電事業の実現に貢献したい考え。

（*）プレス記事より引用
DNVとは、ノルウェー・オスロに本部を置く、国際的な認証機関・船級協会。世界有数のサービスプロバイダーで、オイル/ガス分野のリスクマネジメント・風力・電力送配電分野のエキスパート。

*アイキャッチ　Odfjell Oceanwind社が開発するDeepsea Star™の設置イメージ図　出典：株式会社商船三井

【情報ソース】
・浮体式洋上風力開発を行うノルウェー・Odfjell Oceanwind AS社に出資参画、2023年10月05日、株式会社商船三井

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