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【グリーン水素】三井物産、西豪州でグリーン水素製造事業に参画

2022.09.23 トピック


 2022年9月16日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)は西豪州ピルバラ地域(*)でグリーン水素製造事業への参画を目的に、仏電力大手のEngie S.A.社(以下、「ENGIE社」)の子会社が100%保有する豪州事業会社の持分を、28%取得することに合意したことを発表した。9月22日に持分取得契約を締結し、今後契約上の条件が充足され次第取得となる。

 当該事業は西豪州パラビラ地域で、太陽光発電による電力を用いてグリーン水素を製造し、大手窒素系肥料メーカーのYara International ASA社の100%子会社Yara Pilbara Fertiliser Pty Ltd社が保有するアンモニア製造設備向けに供給を行うというものだ。グリーン水素製造プラントは18MWの太陽光パネル、10MWの水電解装置を設置し構築する。グリーン水素プラントは2024年に完工、生産開始となる予定だ。事業会社はENGIE社と三井物産が出資する合弁会社。

 当該事業は豪州政府からのサポートも受けており、豪州再生可能エネルギー庁から47.5百万豪ドル、西豪州政府から2百万豪ドルの補助金を受給する予定だ。

(*)ピルバラ地域とは西豪州を9つに分けて地域区分の一つで、北はキンバリー地域、南はガスコイン地域、中西部地域、ゴールドフィールズ・エスペランス地域と接している。

*アイキャッチ グリーン水素プラント完成予想図 出典:三井物産株式会社

【情報ソース】
西豪州におけるグリーン水素製造事業への参画に関する契約締結、2022年9月16日、三井物産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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