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【戦略】三井物産など、ポルトガルの空港でグリーン水素導入に向けた検証事業

2022.09.20 トピック


 2022年9月13日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)はポルトガルの空港オペレーターのアナ社(*)、エネルギー大手のガルプ社、バス製造会社のカエタノバス社とともに、空港の脱炭素化に取り組むことを発表した。

 ポルトガルの空港の脱炭素化は、バスを含む空港モビリティの動力源を従来のディーゼルエンジンから再生可能エネルギー由来のグリーン水素を活用した燃料電池に切り替えるというものだ。4社は覚書(MOU)を締結しており、動力源の切替についての検証をこれから進める。検証では、空港内外で走行する既存車両の入換計画や水素供給体制、燃料電池製造者の選定、安全確保の制度面の課題等を確かめる。加えて、ポルトガル国内空港を対象に水素インフラ整備に最も適した空港の選定も行う。

 今後コスト面も含めて事業性を評価し、年末までに実行フェーズへの以降の可否を判断する。

(*)アナ社はポルトガルの主要10空港のオペレーター。2013年9月にVINCI Airportsに統合されている。

*アイキャッチ UnsplashPedro Santosが撮影した写真

【情報ソース】
グリーン水素を活用したポルトガル空港の脱炭素化に向け、アナ(ANA)、ガルプ(GALP)、カエタノバス(CaetanoBus)と覚書締結、2022年9月13日、三井物産株式会社

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