【開発】自然電力、マレーシアで浮体式太陽光発電所(約150MW)のFSに合意

2022.05.07 事業参画・売買レポート


 2022年4月22日、自然電力株式会社(以下、「自然電力」)はマレーシアにおける150MWの浮体式太陽光発電所建設(以下、「当該事業」)のためのフィージビリティスタディを行うことに合意したことを発表した。4月25日には「AGGPM官民フォーラム」内でMOUの調印も行われた。

 当該事業は自然電力の現地合弁会社Shizen Malaysia Sdn.Bhd.(以下、「自然マレーシア」)とマレーシアの建設会社Nusa Baiduri Sdn.Bhd.で組成したコンソーシアムが進める浮体式太陽光発電事業だ。日本政府が推進するアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)と連携した事業になっている。

 マラッカにあるDurian Tunggal Dam(ドリアントゥンガルダム)の水上に太陽光発電所を建設し、発電した電力はSyarikat Air Melaka Bhd.(以下、「SAMB」)(*)に供給する。主に自然マレーシアは投資及び開発を行い、Nusa Baiduri Sdn.Bhd.は施設の所有・ファシリテーターを担当する。

(*)プレス記事より引用
Malacca Water BoardとMalacca Water Corporationとして知られ、マラッカ州全体への水道供給を行う政府関連会社。

 フィージビリティスタディは2022年3月15日から最大1年間行う方針で、良好な結果が得られた場合は2段階に分けて、合計150MWの浮体式太陽光発電所の建設を進める。完成すれば、浮体式太陽光発電所としては東南アジアで最も大きい規模になる。

*アイキャッチ 出典:自然電力株式会社

【情報ソース】
東南アジアで最大級の浮体式太陽光発電所のマレーシアにおける推進に合意、2022年04月22日、自然電力株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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