【稼働】三菱重工・大阪ガス、米国ノースカロライナ州の太陽光発電所(15.7MW)が商業運転開始

2022.02.26 事業参画・売買レポート


 2022年2月24日、三菱重工業株式会社(以下、「三菱重工」)と大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)は米国ノースカロライナ州で建設を進めていたブライターフューチャー太陽光発電所(Brighter Future Solar Farm)が完成し、商業運転を開始したことを発表した。2月22日には現地で通電記念式が開かれている。

 当該発電所は米国ノースカロライナ州コールドウェル郡に建設されたパネル容量1万5,700kW(PCS容量:1万1,000kW)の太陽光発電所だ。三菱重工グループのオリデン社(Oriden LLC)が開発を進め、2021年9月に大阪ガスの100%米国子会社のOsaka Gas USA COrporation(以下、「OGUSA」)と、三菱重工の北米統括拠点である米国三菱重工業株式会社(Mitsubishi Heavy Industries America,Inc. 、以下「MHIA」)が共同で設立した合弁会社が取得している。現地時間で1月27日より商業運転を開始しており、今後の運営は当該合弁会社が行う。

(取得スキーム 出典:大阪ガス株式会社)

 発電した電力は25年間に亘って、地元の電力事業者であるBlue Ridge Energy社に売電する。供給できる発電電力量は年間1万9,000MWhが見込まれており、周辺地域で使用される予定だ。Blue Ridge Energy社から75%の電力供給を受けているノースカロライナ州ワタウガ郡ブーンでは、ブライターフューチャー太陽光発電所の完成により、町営施設の電力の全てを再生可能エネルギー由来とすることができたようだ。当初の再生可能エネルギー導入目標を8年前倒しで達成した形になる。

*アイキャッチ 出典:三菱重工業株式会社

【情報ソース】
米国ブライターフューチャー太陽光発電所の商業運転開始および通電記念式の開催について、2022年2月24日、大阪ガス株式会社
米国ノースカロライナ州の太陽光発電プロジェクトが商業運転を開始 クリーン電力の発電・供給を通じてカーボンニュートラル社会実現に寄与、2022年02月24日、三菱重工業株式会社

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