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【PFI】川崎重工やメタウォーターなど、東京都小平市のゴミ処理施設DBO事業を受注

2020.05.21 PFI


 2020年05月21日、川崎重工業株式会社(以下、「川崎重工業」)は東京都の小平・村山・大和衛生組合から「(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業」(以下、「当該事業」)を受注したことを発表した。

(完成イメージ 出典:川崎重工業株式会社)

 小平・村山・大和衛生組合は東京都小平市にあり、小平市・東大和市・武蔵村山市の可燃ごみや不燃・粗大ごみを処理している。当該事業は小平・村山・大和衛生組合が保有している2つのごみ焼却施設と粗大ごみ処理施設の解体工事、新ごみ焼却施設の設計・建設、新ごみ焼却施設の運営(20年6ヵ月:2025年10月1日~2046年3月31日)及び不燃・粗大ごみ処理施設の運営(24年間:2022年4月1日~2046年3月31日)を行うものである。

 当該事業はDBO方式で行われ、施設の解体工事・設計・建設は川崎重工業と青木あすなろ建設株式会社との共同企業体が行い、運営は川崎重工業と川重環境エンジニアリング株式会社、メタウォーター株式会社が出資する特別目的会社「グリーンパーク小平・村山・大和株式会社」が行う。建設事業の契約金額は302億3,900円、運営事業の契約金額は159億5,000万円。

 当該事業で新設するごみ焼却施設は日量236t(118t/24h×2炉)の処理能力。先進の自動燃焼制御「Smart -ACC®」(*)を搭載した並行流焼却炉に高温高圧ボイラと抽気復水式蒸気タービン(6,000kW×1基)を組み合わせ、ごみ処理に加えて高効率発電も行う。発電した電力は施設内の消費電力を賄い、一般家庭約8,100世帯相当の余剰電力を売電する。新施設の竣工予定は2025年9月30日。

(*)プレス記事より引用
Smart-ACC : ごみ焼却施設を従来に比べてより高効率で安定した発電施設として機能させるための当社独自の高度燃焼制御技術であり、時間当たりの発電出力調整幅が従来の約2倍に向上し、電力需要に応じた発電が可能となる。

*アイキャッチ 出典:川崎重工業株式会社

【情報ソース】
小平・村山・大和衛生組合向け(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業を受注、2020年05月21日、川崎重工業株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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