• Home
  • インフラファンド動向
  • 【ファンド】MMCP社、『MM キャピタル・インフラストラクチャ―・ファンド1号』のセカンドクローズ実施/総額350億円規模に膨らむ

【ファンド】MMCP社、『MM キャピタル・インフラストラクチャ―・ファンド1号』のセカンドクローズ実施/総額350億円規模に膨らむ

2019.09.29 インフラファンド動向


  2019年09月24日、MM Capital Partners株式会社(以下、「MMCP社」)は同社が運営・管理する『MM キャピタル・インフラストラクチャ―・ファンド1号』のセカンドクローズ(第2次資金募集完了)を2019年09月17日付で実施したことを発表した。

 2019年03月にはファーストクローズを実施しており、エムジーリース株式会社、韓国の投資運用会社であるKorea Investment Management Co.,Ltd.,、芙蓉総合リース株式会社、株式会社新生銀行等が参加し、総額200億円規模となっていた。今回のセカンドクローズでは金融機関や年金基金、事業法人等が参加し、総額350億円規模となっている。今後、さらに投資家を募り、最大500億円の運用規模を目指す予定だ。

 一方で、当該ファンドはMMCP社の親会社である丸紅株式会社(以下、「丸紅」)から合計3件のリード資産を移管する予定だ。1件目は2019年03月に買収を完了した豪州Energy Infrastructure Investment Pty Limited社、2件目の資産は2019年10月に買収完了予定であり、3件目については移管手続きを進めている段階。加えて、当該シード資産以外の新規投資案件についても複数案件で検討を進めているようだ。

(スキーム図 出典:丸紅株式会社)

  当該ファンドは海外(OECD加盟国)における民間主導型インフラ資産へのエクイティ投資やポートフォリオ構築を目指すファンドだ。投資対象となる分野は交通インフラセクターやエネルギーインフラセクター。とりわけ操業開始済み、且つ、安定的なキャッシュフローを創出する資産、いわゆるブラウンフィールド案件へ投資する方針をとっている。カントリーリスクやプロジェクト固有のリスク低減を図りつつ、期中キャッシュイールドの確保を行う。ファンド運営会社のMMCP社へは丸紅(90%)、株式会社みずほ銀行(5%)、アセットマネジメントone株式会社(5%)が出資している。(カッコ内の数字は出資比率。)

*アイキャッチ Photo by David Martin on Unsplash

【情報ソース】
『MM キャピタル・インフラストラクチャー・ファンド1号』のセカンドクローズについて(*PDFファイルが開きます、203KB)、2019年09月24日、MM Capital Partners株式会社
『MMキャピタル・インフラストラクチャー・ファンド1号』のセカンドクローズについて【MM Capital Partner】、2019年09月25日、丸紅株式会社

【関連記事】
【運用】丸紅・みずほ銀行・AM-One、インフラファンドのファーストクローズ実施し200億円規模へ/芙蓉総合リースや新生銀行などが参加、今後1年で500億円規模を目指す
【ファンド組成】丸紅・みずほ銀行・AM-One、海外インフラファンドを組成/交通・エネルギーインフラのエクイティ投資に特化
【テクノロジー】丸紅とFRACTA、英国でAIによる水道管劣化予測ソフトウェアの実証実験/欧州先進国への展開を視野に

, , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ