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【グリーンボンド】三井不動産、500億円の環境債を9月発行予定/日本橋室町三井タワーの保留床取得資金のリファイナンスに充当

2019.08.20 グリーンボンド


 2019年07月30日、三井不動産株式会社(以下、「三井不動産」)は2019年03月に竣工した「日本橋室町三井タワー(日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業(A地区))」の保留床取得資金のリファイナンスを資金使途とするグリーンボンドを発行することを発表した。発行予定時期は2019年09月頃。

 当該グリーンボンドは発行年限を5年とし、発行額は500億円を予定している。グリーンボンドの発行で得た資金は全額を日本橋室町三井タワーの保留床取得資金のリファイナンスに充当する。発行主幹事は野村證券株式会社(以下、「野村證券」)、SMBC日興証券株式会社(以下、「SMBC日興証券」)、大和証券株式会社、みずほ証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が担う。グリーンボンド発行の支援等を行うGreen Bond Structuing Agentは野村證券とSMBC日興証券となる予定だ。

 当該グリーンボンド発行に際し、Green Bond Principles(グリーンボンド原則、GBP)2018およびグリーンボンドガイドライン2017年版に即したグリーンボンドフレームワークを策定している。その基準適合性については株式会社格付投資情報センター(以下、「R&I」)がR&Iグリーンボンドアセスメントを行い、適合する旨のセカンドオピニオン及び最上位評価「GA1」の予備評価を付与している。

(日本橋室町三井タワー外観 出典:三井不動産株式会社)

 日本橋室町三井タワーは地下3階地上26階建の事務所や商業施設が入居する大規模複合ビルだ。施設のコンセプトとして「産業創造」「界隈創生」「地域共生」「水都再生」を掲ており、日本橋再生計画第2ステージの旗艦プロジェクトに位置付けられている。2019年03月28日に竣工しており、09月27日に商業施設「COREDO室町テラス」がグランドオープンする予定だ。

 当該ビル内には高効率のコジェネレーションシステムを中心とした発電設備と地域冷暖房設備とで構成されたプラントが設置されており、三井不動産TGスマートエナジー株式会社(三井不動産と東京ガス株式会社との共同設立)が「日本橋スマートエネルギープロジェクト」の一環として施設へ電力・熱の供給を行う。エネルギー供給は開発区域内だけでなく、区域外の既存オフィスビルや商業施設等を含めた日本橋室町周辺地域を対象にも行う計画であり、当該プロジェクトは既存ビル群も含めた町全体の環境性能や防災力を引き上げる試みとなっている。

 グリーンボンドの適格性評価では建物そのものの環境性能の高さ、環境への配慮として行われた敷地内の景観・緑化対策に加えて、日本橋スマートエネルギープロジェクトによる周辺エリア全体の防災レジリエンス(強靭性)や環境負荷低減効果の強化が評価されている。

(電力・熱供給システムのイメージ 出典:三井不動産株式会社)

*アイキャッチ 出典:三井不動産株式会社

【情報ソース】
~三井不動産グループのESG経営推進加速の一環として~「グリーンボンド」発行のお知らせ、2019年07月30日、三井不動産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)

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