【稼働】北海道ガス、北ガス石狩風力発電所が商業運転開始 調整電源にLNG火力

2025.04.23 事業参画・売買レポート


 2025年4月18日、北海道ガス株式会社(以下、「北海道ガス」)は建設を進めていた「北ガス石狩風力発電所」が完成し、2025年3月1日より商業運転を開始したことを発表した。

 当該発電所は北海道ガスグループとして初めてとなる自社建設の風力発電所だ。石狩LNG基地・北ガス石狩発電所(LNG火力、93,600kW)に隣接する北海道ガス所有地に建設されており、風況に応じて変化する発電量に対して、異なる連携点にある北ガス石狩発電所が自動で変動調整を行う。常に一定の発電量を保つと同時に送電網の負担軽減が図られている。

 当該発電所で使用された風車はENERCON社製の風車1基で、出力は2,350kW、年間の想定発電量は600万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約2,000世帯相当)が見込まれている。付帯設備として蓄電池(1,800kWh)も設置されている。

 北海道ガスは今後、再エネ電源と離れた地点の火力発電所で出力変動ができる技術を確立させ、道内における再エネ普及の後押しを進める考え。北海道ガスグループは経営計画「Challenge 2030」において、カーボンニュートラルへの挑戦や地域との連携による地産地消のエネルギーモデルの構築を掲げており、2030年度の再生可能エネルギー電源取扱量の目標値は150MW、連携地域数は30カ所程度となっている。2024年度末の再エネ導入実績は太陽光が13.1MW、風力が7.4MW、バイオマスが5.1MW、合計25.6MWとなっている。

*アイキャッチ 北ガス石狩風力発電所 出典:北海道ガス株式会社

【情報ソース】
北ガス石狩風力発電所の運転開始について ~再生可能エネルギーの普及拡大で、カーボンニュートラルの推進へ~、2025年04月18日、北海道ガス株式会社

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