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【稼働】日本郵船、ベルギーの完成車ターミナル内で44MWの風力発電/ゼーブリュージュ港をグリーンターミナル化

2021.02.17 事業参画・売買レポート


 2021年2月15日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)は同社子会社International Car Operators N.V.(以下、「ICO社」)が保有・運営するベルギー・ゼーブリュージュ港完成車ターミナルに設置された風力発電設備全11基が稼働開始したことを発表した。

(完成車ターミナル内に設置された風力発電タービン 出典:日本郵船株式会社)

 当該風力発電事業はゼーブリュージュ港内の完成車ターミナルにおいて出力合計44MWの風車を建設・運営するものである。発電した電力でターミナル内での年間電力需要を100%賄い、一部の余剰電力は売電を予定している。構内では風力発電設備建設の他に、太陽光発電パネルの設置、港湾用LED照明の導入、洗車用水の100%再利用、EVシャトルカー、船舶向け陸上給電設備などの導入が行われており、日本郵船が掲げるグリーンターミナルを目指したものとなっている。

 当該発電事業の事業会社はICO Windpark NV。ICO社、ゼーブリュージュ港湾局の関連会社であるPortfineco社、ENGIE社とともに設立された。Portfineco社はゼーブリュージュ港湾局と政府系の投資会社でエネルギー分野へ投資を行っているZefier cvba社が設立している合弁会社である。

 ゼーブリュージュ港のあるブルージュはベルギーの北西に位置する西フランダース州の州都だ。ゼーブリュージュ港は北海に面した総合港湾であり、LNGやコンテナ貨物を扱うほか、欧州最大の完成自動車取扱港(年間約280万台)でもある。

*アイキャッチ 出典:日本郵船株式会社

【情報ソース】
ベルギー・完成車ターミナルで風力発電稼働開始、2021年02月15日、日本郵船株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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