【ファンド】北拓・商船三井、洋上風力発電事業向けのファンドを組成

2022.03.06 インフラファンド動向


 2022年3月4日、株式会社北拓(以下、「北拓」)と株式会社商船三井(以下、「所詮三井」)は洋上風力発電事業へ投資を行う北拓・MOLウインドエナジー投資事業有限責任組合(北拓・MOL風力ファンド)を設立したことを発表した。

 当該ファンドの主な投資対象は国内の洋上風力発電事業だ。運営期間は20年、当面は約100億円規模での運用を目指す方針。無限責任組合員は北拓。

 北拓は1982年設立の独立系風力発電メンテナンス専門会社。全メーカーの風力発電設備を対象にしたマルチベンダーサービスに強みがある。商船三井は2017年にSeajacks社への出資を通じて洋上風力発電設備設置船事業に参画しており、その後も2020年には台湾の大彰化洋上風力発電所でSOV(Service Operation Vessel)事業を行うなど、外航海運業の強みを活かして、洋上風力発電のバリューチェーン構築を積極的に進めている。

*アイキャッチ Photo by Levan Badzgaradze on Unsplash 

【情報ソース】
北拓と商船三井が洋上風力発電事業投資に向けた投資事業有限責任組合を設立、2022年3月4日、株式会社北拓(*株式会社商船三井との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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