【参画】三菱商事、米国ペンシルバニア州で天然ガス焚火力発電事業に参画

2016.04.22 事業参画・売買レポート


 平成28年4月20日、三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)は米国の100%子会社「Diamond Generating Corporation」を通じて、米国ペンシルバニア州ウェストモアランドで計画されている天然ガス焚火力発電事業に参画することを発表した。

アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ウェストモアランド

 事業参画するにあたり、プロジェクトの開発会社Tenaska社との間で新たに合弁会社を設立する。プロジェクト会社名は「Tenaska Pennsylvania Partners,LLC」。出資比率は50%づつの折半出資である。

 事業は天然ガス焚コンバインドサイクル発電所を建設し運営するもの。ガスタービンは三菱日立パワーシステムズ社のJ型ガスタービン(高効率ガスタービン)を採用する予定だ。発電容量は92万kWを見込んでいる。2019年度の商業運転開始が予定されており、電力需要の高いPJM市場へ電力供給を行う。原料となるシェールガスはペンシルバニア州近郊からも調達でき、発電コストを抑えることにも繋がりそうだ。

01(資料:三菱商事株式会社)

02(資料:三菱商事株式会社)

 米国北東部では環境規制の強化やシェールガスの供給増加の影響から、老朽化が進む石炭火力発電所は天然ガス焚火力発電所へ転換する動きがある。

【情報ソース】
米国ペンシルバニア州における天然ガス焚火力発電プロジェクトへの参画について、平成28年4月20日、三菱商事株式会社

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