【出資】三菱商事と千代田化工、ポルトガルで浮体式洋上風力発電事業に出資参画

2015.11.17 事業参画・売買レポート


 2015年11月17日、三菱商事株式会社と千代田化工建設株式会社はポルトガル共和国における浮体式洋上風力発電事業に出資参画したことを発表した。
 事業主体はWindplus社。三菱商事と千代田化工は100%小会社のDiamonod Generating Europe社およびCHIyoda Generatin Europe社を通じてそれぞれ20%出資ずつ出資する。

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 事業はポルトガル共和国北部Viana do Castelo市の沖合20kmの大西洋上に3~4機からなる合計25MWの浮体式洋上風力発電設備を設置するもの。商業運転は2018年を予定しているようだ。
 すでに事業に先んじて実証機が稼働しており、4年間で16GWhを発電し安定期的に稼働している。また、ファイナンス面では欧州委員会及びポルトガル政府の補助金対象事業であり、かつ、欧州投資銀行のInnovFinProgram(革新技術支援プログラム)を通じた融資事業候補にも選定されている。
 トラックレコードの存在と政府からの融資等は安定した事業運営に繋がりそうだ。

02(資料:三菱商事株式会社)

【情報ソース】
ポルトガル共和国における浮体式洋上風力発電事業に参画、2015年11月17日、三菱商事株式会社
ポルトガル共和国における浮体式洋上風力発電事業に参画、2015年11月17日、千代田化工建設株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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