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【コンセッション】横浜市、2020年4月よりMICE施設をコンセッション方式で運営/『みなとみらい21中央地区20街区MICE施設運営事業』で提案募集要項等を公表

2016.08.31 PFI


 平成28年8月26日、横浜市はパシフィコ横浜の隣接地である『みなとみらい21中央地区20街区』に計画している新たなMICE施設の運営事業『みなとみらい21中央地区20街区MICE施設運営事業』をPFI法に基づく特定事業に選定し、PFI事業として実施すると発表した。同時に、提案募集要項等の事業者の選定を行うための書類を公表した。

 当該事業は公共施設等運営権(コンセッション方式)方式で実施される。運営権の設定期間は平成32年4月から平成52年3月31日までの20年間で、運営権の存続期間の延長はない。運営権対価の基準価格は73億3,300万1千円とされた。

 横浜市は当該事業実施に際し、既設パシフィコ横浜との一体運営が必要不可欠と判断し、提案者として「株式会社横浜国際平和会議場(以下、「横浜国際平和会議場」)」を指名した。横浜国際平和会議場の提案書を審査し、その提案内容が一定の基準を満たした場合において、事業者として選定されるようだ。

 今後は平成28年10月11日~17日に提案書の受付があり、11月中旬に提案者によるプレゼンテーションが行われる。12月上旬には事業者が決定される。

10(出典:横浜市)

 施設の整備を担ったPFI事業①は株式会社竹中工務店を中心としたSPC「㈱横浜グローバルMICE」が事業者である。BTO方式が採用され、施設の設計・建設・工事監理を行い、所有権を横浜市に移管した上で、平成52年3月31日まで施設の維持管理を実施する。また、隣接した市の土地を有効に活用するため、PFI事業①でのMICE施設の整備とは別に、リゾートトラスト株式会社へ土地を売却した上で、民間収益事業としてホテル運営がなされる予定となっている。

08(施設外観透視図 出典:横浜市)

【情報ソース】
みなとみらい21中央地区20街区MICE施設運営事業 特定事業の選定及び提案募集要項等を公表します、平成28年8月26日、横浜市文化観光局
みなとみらい21中央地区20街区MICE施設運営事業 特定事業の選定及び提案募集要項等を公表します(*PDFファイルが開きます、410KB)、平成28年8月26日、横浜市文化観光局

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(アイキャッチ画像 出典:横浜市)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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