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【テクノロジー】米国のDAC企業Heirloom、シリーズBで1億5千万ドルの資金調達 三菱商事や商船三井など出資参画

2024.12.08 トピック


 2024年12月5日、米国のDAC技術開発企業のHeirloom Carbon Technologies, Inc社(以下、「Heirloom社」)はシリーズB資金調達ラウンドにおいて1億5千万ドル調達したことを発表した。

 日本企業からは日本航空株式会社(以下、「JAL」)、三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)、株式会社商船三井(以下、「商船三井」)が出資参画した。商船三井は100%子会社MOL Switch LLCを通じた参画となっている。

 日本企業4社以外にシリーズB資金調達ラウンドに参加した企業は、Quantum Innovation Fund、Siemens Financial Servicesがあり、リピーター投資家にはAhren Innovation Capital、 Breakthrough Energy Ventures、 Carbon Direct Capital、 Lowercarbon Capital、MCJ Collective等がいる。

 DAC(Direct Air Capture)は大気中から直接CO2を回収する技術で、Heirloom社の技術はこれまでの化学吸収法(アミン法)と異なり、石灰岩を使用して行うというもの。石灰岩への高温焼成と加水等により水酸化カルシムを生成し、水酸化カルシウムから再度石灰岩に戻す過程で、CO2の吸着と回収を行う。石灰岩という安価な鉱物を原料とすることでDAC技術の低コスト化が期待されている。

 Heirloom社はカリフォルニア州トレーシーにおいて、2023年11月から米国初の商業プラントの稼働(CO2回収規模1千t/年)を開始させているほか、Project Cypressにも参画している。Project Cypressは米国のBattelle Memorial Instituteが主導するDAC事業(CO2回収規模30万t/年)で、ルイジアナ州シュリーブポートで現在開発が進んでいる。当該事業は米国エネルギー省が提供する補助金プログラム”Regional Direct Air Capture Hubs”の1つに選定されている。

アイキャッチ UnsplashKelsey Toddが撮影した写真

【情報ソース】
Heirloom Closes $150 Million Series B、DECEMBER 4,2024、Heirloom
米国DAC事業会社Heirloom Carbon Technologies, Inc社への出資参画について、2024年12月5日、三菱商事株式会社

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