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【開発】東京ガス・大阪ガス・東邦ガス、豪州でのe-メタン製造・輸出に向けて詳細検討開始

2024.08.24 トピック


 2024年8月21日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)、大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)、東邦ガス株式会社(以下、「東邦ガス」)、豪州のエネルギー企業Santos Ltd(以下、「サントス社」)の子会社Santos Ventures Pty Ltdは、豪州中東部クーパーベイスンのムーンバにおけるe-methane(以下、「e-メタン」)の製造と日本へのe-メタン輸出を行うプロジェクトの詳細検討(Pre-FEED)実施に関する覚書の締結を発表した。

 当該詳細検討は4社がこれまで行ってきた事業性評価の結果を踏まえて行われるもので、2025年3月までの期間で技術や制度、商務に関する検討を行い、2030年以降に年間約13万トン(都市ガス約18,000万㎥分)以上のe-メタンを日本に輸出することを目指して行われる。

 当該事業はプロジェクト地近傍や豪州東部における工場や天然ガス液化プラントなどから回収した二酸化炭素と、再生可能エネルギー電力(陸上風力および太陽光)で水を電気分解してつくるグリーン水素を合成してe-メタンを製造し、サントス社や第三者のLNG基地で液化して日本などへの輸出を目指すものだ。

 計画では既存の天然ガスパイプラインを使用して豪州東部や北部準州に輸送し、グラッドストーンLNGプロジェクト基地やダーウィンLNG基地から出荷することとなっている。二酸化炭素の回収は将来的に空気中から直接回収する(Direct Air Capture:DAC)方法も想定されている。

*アイキャッチ UnsplashHarry Downが撮影した写真

【情報ソース】
豪州におけるe-メタンの製造・輸出に向けた詳細検討(Pre-FEED)を開始、2024年8月21日、東京ガス株式会社

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