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【開発】三菱商事とエクソンモービル、クリーン水素・クリーンアンモニア製造プロジェクト参画について共同検討 世界最大規模の水素製造拠点

2024.09.18 事業参画・売買レポート


 2024年9月13日、三菱商事株式会社はExxon Mobil(以下、「エクソンモービル」)が米国テキサス州ベイタウンで推進するクリーン水素・クリーンアンモニア製造プロジェクトへの参画およびアンモニアの引き取りについて、共同検討を実施する契約をエクソンモービルと締結したことを発表した。

 当該事業は年間約90万トンのクリーン水素と年間約100万トン以上のクリーンアンモニアを製造し、発生する二酸化炭素を回収・貯蔵するものだ。製造時に排出される二酸化炭素の約98%(年間約700万トン)を回収することで極めてカーボンフリーに近い低炭素水素、低炭素アンモニアの製造を行う計画となっている。2025年に最終投資決定が行われ、2029年の製造開始を目指して検討が進められる予定。三菱商事は共同検討について出光興産株式会社と協業する形を想定している。

 三菱商事は事務局を務める「波方ターミナルを拠点とした燃料アンモニア導入・利活用協議会」での検討を通じて、保有するLPG基地の一部をアンモニアの一次転送基地に転用し、アンモニア供給拠点にすることを目指している。2030年までに年間約100万トンのクリーンアンモニアを、四国・中国地方の電力/自動車/化学などの企業に対して供給する。

*アイキャッチ Baytown製造設備のイメージ図 出典:三菱商事株式会社

【情報ソース】
クリーン水素・クリーンアンモニア製造プロジェクトへの参画に関する共同検討について、2024年9月13日、三菱商事株式会社(Exxon MObil Corporationとの共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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