【稼働】飛島建設・オリエンタルコンサルタンツ、米沢大平小水力発電所の運転開始

2021.11.25 事業参画・売買レポート


 2021年11月24日、飛島建設株式会社(以下、「飛島建設」)と株式会社オリエンタルコンサルタンツ(以下、「オリエンタルコンサルタンツ」)は共同で建設を進めていた米沢大平小水力発電所が完成し、2021年11月から運転開始したことを発表した。

(米沢大平小水力発電所の取水口 出典:飛島建設株式会社)

 当該事業は山形県米沢市にある普通河川の横川で行われている最大出力198kWの小水力発電事業だ。飛島建設とオリエンタルコンサルタンツの共同事業として進められている。運転期間は2021年11月から2041年10月までを予定しており、その間の年間発電量は113万kWhを見込んでいる。一般家庭の使用電力量に換算して約350世帯相当の電力量だ。

 事業では、地域で横川に設けた既存のかんがい用水設備を一部更新・共用し、かんがい用水を発電用水として使用して発電を行う。新設する水圧管路は地域のかんがい用水路として共用する方針で、既存かんがい施設における劣化箇所の入れ替え・補修を行うことを通じて、地域が将来負担する水路の維持管理費の軽減を目指すものとなっている。

◯主要設備

設備名仕様
水車・横軸クロスフロー水車
・有効落差:96.6m
・最大使用水量:0.270㎥/s
発電機・三相横軸誘導発電機(最大出力198.0kW)
関連附属設備入口弁、配電盤、屋外系統連系設備、無停電電源装置、
水槽水位検出器、簡易型遠方監視制御装置
土木建築設備・取水設備、導水路:既存のかんがい設備を改修整備
・沈殿池:14.3m×2.9m×1.2m
・ヘッドタンク:RC造 4.5m×2.6m×2.9m
・水圧管路:Φ450 FRPM管+DIP管 延長1,337m
・発電所建屋:S造 50.22㎡
 

(発電機・水車 出典:飛島建設株式会社)

 飛島建設とオリエンタルコンサルタンツはこれまで、岐阜県中津川市内で2箇所、長野県安曇野市内で1箇所の小水力発電所を建設・運営している。今回の米沢大平小水力発電所は4箇所目となる。今後も両社は農業インフラ再生などの地域支援や自治体との交流を積極的に進め、地域課題の解決に資する中小水力発電事業等を全国的に展開する考えだ。

*アイキャッチ 出典:飛島建設株式会社

【情報ソース】
山形県米沢市で小水力発電所を運転開始ー地域・自治体との密接なパートナーシップを構築し、自社発電事業として4箇所目の発電所を建設ー、2021年11月24日、飛島建設株式会社

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