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【稼働】出光興産やENEOSなど、米国オハイオ州の天然ガス火力発電所が運転開始/サウス・フィールド・エナジー天然ガス火力発電所

2021.10.17 事業参画・売買レポート


 2021年10月14日、出光興産株式会社(以下、「出光興産」)やENEOS株式会社(以下、「ENEOS」)は米国オハイオ州で開発が進められていたサウス・フィールド・エナジー天然ガス火力発電所が10月5日より商業運転を開始したことを発表した。

 当該発電所は米国オハイオ州コロンビアナ郡(ピッツバーグから北西に約50km)に建設された高効率ガスタービンを採用した天然ガス火力発電所だ。2018年8月24日に建設工事が着工され、2021年10月5日に商業運転が開始となっている。GE社製の高効率ガスタービン(7HA.02型)が採用されており、発電出力は約118.2万kW。燃料となる天然ガスは米国内のシェールガス田から調達する。発電した電力は米国最大の卸電力市場であるPJM(PJM Interconnection LLC)市場を通じて米国北東部に供給される計画だ。

 当該事業の事業会社はサウス・フィールド・エナジー社。出光興産は株式会社日本政策投資銀行とともに米国に設立した合弁会社(RS Global Investment LLC、以下「RSG」)(約27.2%)を通じて事業会社に出資参画している。ENEOSはAP South Field Holdings(以下、「AP社」)から事業会社の持分15%を取得し、2019年5月に参画した。2社のほかに、九州電力株式会社(約18.1%)、中国電力株式会社、四国電力株式会社(約8.9%)、AP社、NH Amundi社(*、PIA Asset Management社が事業に参画している。(*カッコ内の数字%も事業会社への出資比率)

(スキーム図 出典:出光興産株式会社)

(*)NH Amundi:韓国農協銀行グループ(Nong Hyup financial Group)の資産管理会社

*アイキャッチ サウス・フィールド・エナジー天然ガス火力発電所 出典:出光興産株式会社

【情報ソース】
米国サウス・フィールド天然ガス火力発電所が商業運転を開始、2021年10月14日、出光興産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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