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【参画】熊谷組、香港で有料道路トンネルの長期包括維持管理(MOM)事業/大老山トンネル第2期

2021.07.10 PPP 動向


 2021年7月6日、株式会社熊谷組(以下、「熊谷組」)は香港現地法人Pacific Infrastructure Management Limited(熊谷組持分20%、以下「PIML」)を通じて、香港の大老山トンネル(Tate’s Cairn Tunnel)の長期包括維持管理事業第2期契約を締結したことを発表した。契約金額は約495百万香港ドル(約88.2億円、香港ドル=14.2円で換算。)

(新界地区シャーティン側料金所 出典:株式会社熊谷組)

 大老山トンネルは香港九龍半島の大老山を貫く双方向各2車線の山岳トンネルだ。延長は約4km、九龍地区のダイヤモンドヒルと新界地区のシャーティンを結ぶ有料道路となっている。主要幹線路線のひとつであり、1日当たりの平均交通量は6万3千台前後ある。

 熊谷組は2018年7月からCITIC Pacific Limited(以下、「CTL」)とともに設立した香港現地法人Pacific Infrastructure Limited(熊谷組持分20%、以下「PIL」)が香港政府とMOM(*)契約を締結して維持管理業務を行ってきた。第1期契約期間が満了となり、2021年2月に公告された入札を経て、第2期はPIMLが受注し業務を継続する。熊谷組としては東部海底トンネルの第1期、第2期、大老山トンネルの第1期に続いて4番目の香港道路MOM事業への参画になる。

(*)MOM:Management、Operation & Maintenanceの略。

(九龍ダイヤモンドヒル側のトンネル出口 出典:株式会社熊谷組)

 当該事業では、管理・運営業務として交通管理・監視、料金徴収、巡回・パトロール、交通事故処理、災害非常時の緊急対応業務などを行う。維持管理業務としてはトンネル・換気塔・管理事務所の保守、換気や照明等の設備機器、交通管制・監視システム及び料金徴収システムなどのメンテナンスを行う。事業期間は2021年7月11日から2027年7月10日までの6年間。

(大老山トンネル位置図 出典:株式会社熊谷組)

 香港では20以上のトンネルや橋梁においてMOM契約方式での維持管理事業が実施されている。熊谷組は今後、香港でのMOM事業やトンネルの施工実績を活かして、香港のインフラMOM事業を拡大、展開させる方針。香港でのBOT事業、豪州シドニーハーバートンネルでのBOT事業の実績も加えて、豪州やASEAN地域でのPPP事業にも積極的に取り組む。海外PPP事業への参画を通じて、熊谷組や日本企業が保有するインフラの維持管理・補修技術やIoTデバイスを提案し、我が国が進めるインフラ輸出戦略にも貢献したい考えだ。

*アイキャッチ 出典:株式会社熊谷組

【情報ソース】
香港での有料道路トンネル長期包括維持管理(MOM)事業を受注-海外でのインフラPPP事業、技術展開を推進-、2021年07月06日、株式会社熊谷組

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
東京モデリングアソシエイツ
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