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【省庁】国土交通省、国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2021を決定

2021.06.19 トピック


 2021年6月10日、国土交通省は政府の重要な成長戦略であるインフラシステム海外展開を推進するため、「国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2021」(以下、「行動計画2021」)を決定したことを発表した。

 行動計画2021では、2020年12月に策定された政府全体の方針である「インフラシステム海外展開戦略2025」(2025年に34兆円の受注目標)を踏まえ、「ポストコロナを見据えたデジタル技術の活用」、「地球規模での気候変動への対応などによる経済と環境の好循環の実現」、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)への寄与」を取組を強化すべき新たな課題と位置づけ、主な施策が策定されている。新しい施策を反映して、分野別の取り組みや今後注視すべき主要プロジェクトについて従前の行動計画2020から変更点がある。

 分野別の取り組みについては、従前の9分野(鉄道、港湾、航空、海事、都市開発・不動産開発、水、防災、道路、建設産業)に、デジタル技術活用を強化する観点から「交通ソフトインフラ」を新しい分野に追加し、都市開発・不動産開発分野にはスマートシティを明記した。加えて、分野別の市場動向や我が国の強み・弱み等を整理し、今後の海外展開と具体的な取組についても記載がなされている。

 行動計画2021では我が国企業が新たな受注を獲得する観点から、今後注視すべき88プロジェクトが選定されている。行動計画2020の80プロジェクトから8件を削除し(1件は我が国企業が受注、1件は外国企業が受注、6件は計画の中止等)、新たに16件が追加された。また、ASEANにおけるスマートシティの案件形成調査を進める26都市についても掲載されている。

*アイキャッチ Photo by John Cameron on Unsplash 

【情報ソース】
「国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2021」を決定、2021年6月19日、国土交通省

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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