双日、スリランカで火力発電事業を買収

2016.02.04 事業参画・売買レポート



✓ 双日がスリランカで複合火力発電事業会社の株式90%を取得
✓ 発電事業は163MWの複合火力発電所の保有・運営。長期売電契約済み
✓ 独立行政法人日本貿易保険(NEXI)が海外投資保険を引受

 双日株式会社が(以下「双日」)がスリランカで新たに複合火力発電事業に参画する。
 双日は米国の電力事業会社AES Corporation(エーイーエス社)から、AES Kelanitissa Praivate Limited(エーイーエス・ケラニティッサ社、以下「AESK社」)の株式90%を取得した。

 AESK社は2003年よりスリランカ民主社会主義共和国のコロンボ近郊で163MWの複合火力発電事業を保有・運営している。スリランカ電力庁(Ceylon Electricity Board)に対して長期販売契約に基づき売電している。

New Kelani Bridge Road、Colombo、スリランカ

 

事業の概要                                                                                                                      

名称AES Kelanitissa Private Limited
発電場所スリランカ民主社会主義共和国コロンボ県ウェランピティヤ地区
発電設備容量163メガワット
商業運転開始2003年
主な事業内容複合火力発電、売電事業
出資比率双日90%
ヘイレーズ社(Hayleys Plc) 10%(スリランカ大手財閥)
売電先スリランカ電力庁(Ceylon Electricity Board)

  今回の双日の出資に対して、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)が海外投資保険の引受をした。引受内容はスリランカの非常危険と電力長期販売契約にかかる契約違反リスクである。保険責任期間は8年。

【情報ソース/参考文献】
双日、スリランカにて複合火力発電事業を買収、2016年2月2日、双日株式会社
スリランカ/複合火力発電IPP事業会社への投資案件(海外投資保険の引受)、2016年2月2日、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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