ワタミが太陽光発電事業会社2社を譲渡

2016.03.11 事業参画・売買レポート


 ワタミが100%子会社「ワタミファーム&エナジー株式会社」を通じて所有していた太陽光発電事業会社「株式会社コミュニティソーラー(以下、コミュニティソーラー社)」と「株式会社北海道ソーラーマネジメント(以下、北海道ソーラー社)」を株式会社CSS(以下、CSS社)へ譲渡する。

 CSS社は北海道札幌市にある再生可能エネルギーの開発、運営、保守を事業とする企業。ワタミの再生可能エネルギー事業の参入当初より協力関係にあり、開発・運営を担ってきた。

コミュニティソーラー社と北海道ソーラー社の資本金はともに100万円(ワタミの持ち株比率は50%)。総資産額はそれぞれ、約54億9069万円、約29億1740万円。

 今回の株式譲渡は簿価譲渡を行うため売却損益は発生しないが、ワタミは連結財務諸表から資産と有利子負債が圧縮されることでオフバランス化を実現させた形だ。

 ワタミはグループの成長戦略を検討する中で事業領域の見直しを行い、今後は「地域への売電」へ経営資源を集中する。2014年5月に特定規模電気事業者に登録し、2016年2月には小売電気事業者登録もしている。

【情報ソース】
株式会社コミュニティソーラー及び株式会社北海道ソーラーマネジメントの株式の譲渡(非連結子会社化)に関するお知らせ2016年3月9日、ワタミ株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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