【稼働】日本アジア投資、愛知県常滑市のメガソーラー発電所で売電開始/最大出力約1.99MW

2016.08.22 事業参画・売買レポート


 平成28年8月22日、日本アジア投資株式会社(以下、「日本アジア投資」)は愛知県常滑市で開発を進めていたメガソーラー発電所で売電を開始したと発表した。

愛知県常滑市

 当該事業は太陽光発電事業のデベロッパーであるスマートソーラー株式会社との協業によるもので、今年の2月より建設を進めていた。発電所の名称は「愛知常滑Aソーラーパーク」。総工費は約7.8億円だ。そのうち約85%をプロジェクトファイナンスにより調達している。

 発電所の最大出力は約1.99MWで、年間予想発電電力量は約268万kWh(一般家庭約755世帯分に相当)を見込んでいる。発電した電力は固定価格取引制度に基づき、36円/kWhで中部電力株式会社へ売電する。

発電所の概要                                           

名称愛知常滑Aソーラーパーク
最大出力1.99MW(太陽電池パネル設置容量:2.3MW)
年間予想発電電力量約 268 万 kWh (一般家庭約 755 世帯分相当の年間電力消費量)
総工費約 7.8 億円(うち約 85%をプロジェクトファイナンスにより調達)
売電先中部電力株式会社
買取価格(FIT価格)36 円/kWh (消費税等含まず)

01(出典:日本アジア投資株式会社)

 日本アジア投資では平成30年3月までに100MW規模のメガソーラープロジェクトでの売電開始を目指していたが、平成28年7月時点での26件のプロジェクト(企画中の案件も含む)で103.3MWまで拡大させた。
 このような順調な案件の積み立てのほか、東京証券取引所の上場インフラファンド市場が開設されるなど外部環境が整ってきたこともあり、今後はプロジェクトを売却することでの「早期の収益化」も選択肢の一つとして検討するようだ。

03(出典:日本アジア投資株式会社)

【情報ソース】
愛知県常滑市のメガソーラー発電所 売電開始のお知らせ(*PDFファイルが開きます、576KB)、平成28年8月12日、日本アジア投資株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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