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【売買】丸紅、大分のメガソーラーを約400億円で売却/譲渡益は約200億円/事業ポートフォリオの最適化を企図

2017.03.09 事業参画・売買レポート


 平成29年2月28日、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は100%連結子会社である「大分ソーラーパワー株式会社」(以下、「OSP」)を吸収合併し、承継された資産の売却を完了させたと発表した。これより、丸紅には現金約400億円が交付され、譲渡益として200億円が平成29年3月期に計上される。

 今回の資産売却は、事業ポートフォリオの最適化を考えていた丸紅に対し、日本政策投資銀行株式会社(以下、「日本政策投資銀行」)吸収分割方式』を提案し、採用・実現したものである。丸紅がOSPを吸収合併し、承継される資産・負債・一部を除いたその他の権利義務を新しい事業者に承継させる吸収分割を実行した。これに伴い、OSPは解散した。

 資産の譲渡先は大分メガソーラー一般社団法人が設立した大分メガソーラー合同会社(以下、「OMS」)。このOMSが吸収分割承継会社となり、太陽光発電事業の運転管理等を引き継いで実施する。今後、株式会社日本政策投資銀行もスポンサーとして参画する予定である。

 譲渡の対象となった太陽光発電所は大分県大分市にある発電出力約82MWのメガソーラーである。年間の発電予想量は8,700kWh(一般家庭約3万世帯相当)であり、2014年3月12日に商業運転を開始していた。商業運転開始後は固定価格取引制度に基づき、20年間に亘り九州電力株式会社に売電される。平成28年3月期の事業経営成績は売上高39億3600万円。

*アイキャッチ画像 出典:丸紅株式会社

【情報ソース】
連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)および会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ、平成28年12月26日、丸紅株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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