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【投資】JOIN、ベトナム・ホーチミン近郊の都市開発事業へ約19億円出資/西日本鉄道とともに、郊外型TOD都市開発を推進

2018.08.28 インフラファンド動向


 2018年08月24日、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(以下、「JOIN」)は西日本鉄道株式会社(以下、「西日本鉄道」)とともに、ベトナム社会主義共和国(以下、「ベトナム」)のホーチミン市圏(ロンアン省)で進められている都市開発事業に参画することを発表した。今後約19億円の出資を行うことを決定し、08月24日には国土交通大臣の許可を得ている。

 当該都市開発事業の名称は『ウォーターポイントプロジェクト』。ベトナム・ホーチミン市の中心地区から南西約30kmにあるベンルック県の約165haの敷地を対象に、住宅や商業施設、公共施設の開発と併せて、高速バスなどの公共交通と一体となったまちづくりを実施するものである。

 総区画数は3,000区画数を超え、タウンハウスや二戸連棟式住宅、住宅用地等を中心に計画されている。また、郊外型TOD(*)都市開発として、ホーチミン市への無償バスの運行やパークアンドライドの整備も計画されており、西日本鉄道が培ってきた大規模住宅開発やバス事業に係るノウハウを提供することで、景観と交通利便性に優れた都市開発を目指す方針だ。販売開始は2019年の予定。

(*)TOD:Transit Oriented Developmentの略。公共交通志向型開発。過度な車依存を脱し、公共交通を基軸にした持続可能な都市開発を目指すもの。ピーター・カルソープが提唱。

(完成イメージ 出典:株式会社海外交通・都市開発事業支援機構)

 当該都市開発は西日本鉄道とJOINのほかに、ベトナム南部の大手住宅デベロッパーのナムロンインベストメントコーポレーションや現地の投資家であるタイビングループ、タンヒップインベストメントの3社が参画して実施される。JOINは2018年08月24日に国土交通大臣の認可を得て、約19億円の出資・支援を行う。

(事業スキーム 出典:株式会社海外交通・都市開発事業支援機構)

*アイキャッチ 出典:株式会社海外交通・都市開発事業支援機構

【情報ソース】
ホーチミン近郊における都市開発事業(ウォーターポイント都市開発事業)への支援を決定しました。(*PDFファイルが開きます、361KB)、2018年08月24日、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構
ベトナムでの大規模都市開発事業に対する(株)海外交通・都市開発事業支援機構の支援が決定!(*PDFファイルが開きます、198KB)、2018年08月24日、西日本鉄道株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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