【売買】DBJ、米国ニュージャージー州の天然ガス火力発電事業に参画/リンデン・トプコ社の持分12%取得

2018.07.19 事業参画・売買レポート


 2018年07月17日、株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」)は米国ニュージャージー州における天然ガス火力発電事業参画することを発表した。当該事業会社である「Linden Topco LLC」(以下、「リンデン・トプコ社」)の持分を取得した。

(プロジェクトスキーム図 出典:株式会社日本政策投資銀行)

 今回のDBJの出資参画により、株主はJERA(50%、2017年10月参画)、Oaktree(*1)(19%)、Ares(*2)(19%)、DBJ(12%)の4者となった。(カッコ内の数字は出資比率)JERAは東京電力フュエル&パワー株式会社と中部電力株式会社との合弁企業。

(*1)Oaktree Capital management,L.P.とその共同投資家が運営するファンド
(*2)Ares EIF Management,LLCが運営するファンド

 リンデン発電所は天然ガスを燃料に発電する火力発電所であり、ニュージャージー州リンデン市にある。1992年5月に運転を開始しており、すでに電力の安定供給体制に入っているブラウンフィールド案件だ。

 発電所ではGE製のガスタービンが採用されており、天然ガスコンバインドサイクル発電機が5基(1-5号機)、天然ガスシンプルサイクル発電機が1基(6号機、こちらは2002年01月に運転開始)ある。発電容量は97.2万kW。発電した電力はニューヨーク市(NYISO Zone J)とPJMの卸売電力市場に売電しており、ニューヨーク市の電力需要の約1割を供給している。さらに、発電の過程で発生する蒸気を産業向けに販売もしている。

 DBJは、電力自由化で先行する米国への参画を通じて自由化市場でのファイナンスにかかる知見を獲得し、今後自由化が進むと見られている日本の電力市場への還元を目指すとしている。

*アイキャッチ 出典:株式会社日本政策投資銀行

【情報ソース】
米国ニュージャージー州 天然ガス火力発電事業に参画、2018年07月17日、株式会社日本政策投資銀行

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