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【開発】住友商事、ベルギーの洋上風力発電事業(ノースウェスタ―2)に参画/大型風車23基使用、発電容量約219MW

2018.08.29 事業参画・売買レポート


 2018年08月27日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)はベルギーで開発中の洋上風力発電事業「ノースウェスタ―2(Northwester2)」に参画することを発表した。08月24日付で当該事業会社の株式30%を取得した。

(発電所地図 出典:住友商事株式会社)

 当該事業はベルギーの沖合約52kmの北海海域において洋上風力発電事業を実施するものである。現在、洋上風力発電事業の開発・運営を実施するParkwind社(以下、「パークウィンド社」)が開発を進めている。発電容量9.5MWの大型風車(全高約190m)を23基建設し、総発電容量は約219MWとなる計画だ。一般家庭に換算すると約21万世帯相当の発電電力量となる見込み。総事業費は約900億円、非遡及型(ノンリコース)のプロジェクトファイナンスで資金調達する一方、ベルギー政府による補助金制度も活用する。2020年の完工を目指しており、2018年内に工事に着工する。事業期間は25年。

 パークウィンド社はベルギー大手小売チェーンのコルホイト(Colruyt)グループとベルギー・フランダース州の投資会社PMV社が出資する洋上風力発電事業会社である。これまで住友商事とパークウィンド社は、ベルウィンド1(Belwind 1)やノースウィンド(Northwind)などで共同で事業を進めており、今回のノースウェスタ―2で4案件目の共同事業となる。
 住友商事はパークウィンド社との協業をさらに進め、ベルギーをはじめ他国における再生可能エネルギー案件への参画や新技術分野での協業なども今後実施する方針だ。

 住友商事の洋上風力発電事業への参画実績は、ベルギーで2案件【ノースウィンド(216MW)、ノーベルウィンド(165MW)】、英国で2案件【ギャロッパー(336MW)、レースバンク(573MW)】。

*アイキャッチ 参考写真 出典:住友商事株式会社

【情報ソース】
ベルギーにおける洋上風力発電事業(ノースウェスタ―2)への事業参画について、2018年08月27日、住友商事株式会社

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