【開発】レノバ、栃木県那須烏山市でメガソーラーを開発/出力約19.2MW、FIT価格36円/kWh

2018.01.18 事業参画・売買レポート


 2017年12月28日、株式会社レノバ(以下、「レノバ」)は栃木県那須烏山市で進める太陽光発電事業における資金調達について、プロジェクトファイナンスを組成したと発表した。

栃木県那須烏山市田野倉

 

 当該事業において整備する発電所の名称は『那須烏山ソーラー発電所』。41.5haの敷地に太陽光発電所を建設する。出力規模は約19,2MW、予想年間発電量は約2,150万kWh/年になる。一般家庭の年間使用電力量に換算すると約6,300世帯相当になる。発電された電力は固定価格取引制度に基づき、36円/kWhで売電される。運転開始は2019年5月に予定しており、2018年1月にも工事着工となる見込みだ。今後は「合同会社那須烏山ソーラー」を設立し、レノバなどが出資する匿名組合事業の形態となる。

(イメージ図 出典:株式会社レノバ)

 開発における資金調達についてはプロジェクトファイナンスを組成した。主幹事は三井住友信託銀行株式会社が務める。融資シンジケート団には、地元金融機関である株式会社栃木銀行のほか、株式会社秋田銀行、株式会社北都銀行、株式会社七十七銀行、株式会社第四銀行、株式会社青森銀行の地銀6行が参加した。

 現在、レノバの運営する大規模太陽光発電所は10ヵ所(3ヵ所は建設中)、バイオマス発電所が1か所。今回の那須烏山ソーラー事業は2014年2月に運転開始となった水郷潮来ソーラーに次いで11ヵ所目となる。

*アイキャッチ 出典:株式会社レノバ

【情報ソース】
那須烏山ソーラー事業 プロジェクトファイナンス組成 〜売電単価36 円/kWh 案件、事業収益の大きな柱のひとつとして〜(*PDFファイルが開きます、KB)、2017年12月28日、株式会社レノバ

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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