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【コンセッション】浜松市、下水道運営にコンセッション方式を採用/仏ヴェオリア社らを優先交渉権者に選定/運営権対価は25億円

2017.03.24 コンセッション


 平成29年3月21日、浜松市はコンセッション方式を導入して進める「浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)運営事業」において、事業運営者としてヴェオリアジャパン株式会社を代表企業とするグループに選定したことを発表した。

 ヴェオリアジャパン株式会社は仏のヴェオリアグループの日本法人。ヴェオリアグループは世界でコンセッション事業を含む3,300ヵ所以上の下水処理場の運営実績を持っている。SPCを構成するその他の構成企業はヴェオリア・ジェネッツ株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、オリックス株式会社、東急建設株式会社、地元企業である須山建設株式会社の5社である。提案時のSPC名称は「浜松ウォーターシンフォニー(仮称)」。

 当該事業の対象施設は西遠浄化センター、浜名中継ポンプ場、阿蔵中継ポンプ場の3施設を20年間(延長を含めると最大で25年)に亘り、コンセッション方式で管理・運営するもの。
 事業範囲には「義務事業」として、経営や維持管理に係る業務がある他に、改築に係る企画や実施も求められている。既存の処理工程に捉われない新たな処理工程を導入することで義務業過の効率を高める「附帯事業」や運営権者が独立採算の形で実施する「任意事業」も合わせて実施することで、民間の活力や創意工夫を活かした効率的な事業運営を目指す。
 事業の開始は平成30年4月1日を予定しており、事業が開始されれば日本で初めての下水道分野でのコンセッション事業となる。

次ページ 提案審査では「施設運営方針」と「運営権対価」で採点に開きが

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

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