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【コンセッション】広島県、広島空港をコンセッション方式で民間委託へ/今年度内に基本方針策定の予定

2016.10.13 コンセッション


 平成28年10月11日、広島県は広島空港を公共施設等運営権制度(コンセッション方式)を活用し、空港経営を民間委託とする方針を決めたと発表した。

広島空港

 コンセッション方式の導入で民間のノウハウを活かし、航空系事業(滑走路や管制塔等)と非航空系事業(ターミナルビルや駐車場等)の一体運営を実施する方針である。その結果、航空ネットワークの拡充や航空機能の強化、そして従来より課題であった空港アクセスの改善を実施することで地域の活性化につなげたい考えだ。

 湯崎知事は定例会見で離発着にかかる料金の見直しやレンタカー・駐車場の利用の充実を図る考えなど、具体的な展望にも触れた。航空ネットワークの拡充案としてアジア方面からの新規路線を誘致する考えは有望であることも示した。

 今後は、本年度中を目途に「広島空港の経営改革に係る基本方針(仮称)」を策定し、実施スキームや導入スケジュール等について国と調整を図っていく計画だ。

〇今後のスケジュール

・~平成28年12月頃:基本方針案の整理
・平成28年12月頃~:基本方針案に係るパブリックコメント(~平成29年1月頃)
・平成29年3月頃   :基本方針の策定

〇基本方針の構成(素案)

01(出典:広島県)

(アイキャッチ画像の出典:国土交通省大阪航空局)

【情報ソース】
知事記者会見(平成28年10月11日)、広島県
資料1(広島空港の空港経営改革について)(*PDFファイルが開きます、351KB)、平成28年10月11日、広島県

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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