【参画】日立造船、秋田県で風力発電事業に参画/秋田県での累計出力は約8,000kWに倍増

2016.06.21 事業参画・売買レポート


 平成28年6月15日、Hitz日立造船株式会社(以下、「日立造船」)は秋田県由利本荘市で風力発電事業を行うと発表した。

〒018-1302 秋田県由利本荘市

 当該風力発電事業は秋田県由利本荘市の岩城勝手地域と松ヶ崎地域に2つの風力発電所を建設し運営するもの。発電出力が約2,000kWの風車をそれぞれ1基ずつ設置し、20年間に亘り発電する。発電された電力は固定価格買取制度に基づき、全量を東北電力に売電される。日立造船が100%出資する形で事業会社「株式会社いわき風力」も設立されている。

 日立造船ではこれまで秋田県秋田市で雄物川風力発電所(発電出力:約2,000kW×1基)や第2雄物川風力発電所(発電出力:約2,000kW×1基)の建設・運営を進めてきたが、今回の2施設の開発で累計8,000kW級の風力発電事業者となった。

 風力発電事業は日立造船において次世代事業と位置付けられており、4月1日には社長直轄の組織として「風力発電事業推進室」も立ち上げられている。開発計画のスピードアップを図ることで、グリーンエネルギーの推進を迅速に新しい収益の柱としたい考えだ。

事業の概要                                            

岩城勝手風力発電所松ヶ崎風力発電所
建設期間2016年5月~2017年3月2017年5月~2018年3月
運営期間2017年4月~2037年3月2018年4月~2038年3月
発電出力2,000kW級:1基2,000kW級:1基
売電先東北電力株式会社東北電力株式会社
所在地秋田県由利本荘市岩城勝手秋田県由利本荘市松ヶ崎

【情報ソース】
秋田県由利本荘市で風力発電事業を開始~同県で累計8,000kW級のグリーンエネルギー普及を推進~、平成28年6月15日、日立造船株式会社

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